ポイント:とにかくこまめに動いて ココロ:ストレスに強くなろう カラダ:消費エネルギーを増やそう

内臓脂肪の蓄積を予防・解消するには、ウオーキングなど自分の生活スタイルに合った運動を続けるほか、意識して生活のなかで活動量を増やすことが必要です。体を動かすと気分転換やストレス解消になり、また脳が活性化して意欲・集中力も向上します。

日常生活のなかで活動量を増やす4つの習慣

習慣1
移動時間は運動の絶好の機会ととらえる

自転車通勤に変える、階段を利用する、近所の買いものは徒歩で行く、大また・速歩に変えるだけでも、活動量に違いが出てきます。

画像「移動時間は運動の絶好の機会ととらえる」
習慣2
職場でも工夫してこまめに動く

書類や資料をとりに行く、コピーとりなどの雑用も積極的に自分でやりましょう。お昼休みは職場周辺を散歩すれば、軽い運動といい気分転換になります。

画像「職場でも工夫してこまめに動く」
習慣3
家事を利用してレッツ! エクササイズ

窓拭きは大きな動作、床の拭き掃除はひざをつかずにやって筋肉を刺激。掃除機・モップがけも、軽く腰を落としてスタート。筋肉をどんどん動かして、消費エネルギーを増やしましょう。

画像「家事を利用してレッツ! エクササイズ」
習慣4
休日は子どもと遊んで、心も体も
ポッカポカ

体重が50㎏の人なら20分、70kgの人なら14分、子どもと少し活発に外で遊べば100kcal消費できます。ストレス解消にもなり、子どもの体力づくりにも貢献していいことずくめ。

画像「休日は子どもと遊んで、心も体もポッカポカ」
健康クイズ
問題
次の3つの家事を運動効果の高い順に並べると?
①皿洗い ②風呂掃除 ③掃除機

以前には、運動は30分以上続けないと脂肪が燃焼せず効果がないといわれていましたが、今は「細切れ」でも体を動かすことは体によい影響があることがわかっています。つまり、電車やバスで立つか座るか、エスカレーターを使うか使わないか、テレビをゴロ寝で見るかスクワットをしながら見るか、家事をするかしないか、そんなちょっとした判断(決断!?) で、日常生活の活動量は変わっていきます。そして、よい決断の積み重ねが、健康につながっていくのです。

いままで家事をするのに積極的でなかった人が、自分の分担をもつと、必然と体を動かすことになりますし、家族にも喜ばれます。家事はあたり前という人は、回数を増やしたり丁寧に行ったりすることで、より活動量はアップします。ちなみに風呂掃除は、歩行と同程度の活動量があります。

掃除画像
答え
②→③→①
野菜たっぷり! ヘルシーレシピ
低エネルギーがうれしい 食物繊維たっぷりのごちそう
「カブの印籠煮」
画像 かぶの印籠煮
1人分
エネルギー……116kcal
食塩相当量……1.1g
材料(4人分)
カブ(大)4個
【A】
 鮭の切り身2枚
 長ネギみじん切り・酒各大さじ1
 しょうが汁小さじ1/2
 塩小さじ1/4
 かたくり粉小さじ1
 卵白1個分
【B】
 だし汁1カップ
 酒大さじ1
 塩小さじ1/4
 しょうゆ・しょうが汁各小さじ1
白菜(3~4cmにざく切りしたもの)4枚
ニンジン(花形に抜いたもの)4枚
絹さや(ゆでたもの)8枚
水溶きかたくり粉小さじ1
木の芽4枚
作り方
  1. カブは皮をむき、茎を少し残して葉を落とし、上部2cm部分を横に切り分ける。茎の付け根の汚れをとり、下部はなかをくり抜き、くり抜いた中身はすりおろして軽く水気を切る。
  2. Aの鮭を粗く切って、他の材料と一緒にミキサーにかけ、①のおろしたカブを加える。
  3. ①のカブのくり抜いた部分にかたくり粉少量(分量外)をふり、②を等分にしてつめる。
  4. ③と①のふたになる部分を並べて耐熱皿にのせ、ラップをかけて電子レンジで1分40秒加熱する。
  5. 鍋にBを煮立て、ニンジンと白菜を加え、④を入れておとしぶたをし、やわらかくなるまで煮る。
  6. カブ、ニンジン、白菜を取り出して器に盛り合わせ、絹さや、木の芽をあしらい、残った煮汁に水溶きかたくり粉でとろみをつけてかける。