第2回
歯と口の病気(1) 歯を失う2大要因
歯を失う2 大原因は、歯周病とむし歯(う触)です。痛くないからと放っておくと、歯を失いかねません。さまざまな歯のトラブルと予防法について、しっかりと学びましょう!
歯を失う原因

資料:8020推進財団「第2回永久歯の抜歯原因調査報告書」(2018年)
歯周病、むし歯のセルフチェック
あなたの歯と口の状態は大丈夫ですか? まずは自分でチェックしてみましょう!
歯周病のチェック
- □ 歯ぐきがピンクではなく、赤い色をしている
- □ 歯ぐきがはれている
- □ 歯をみがくと出血する
- □ 口のなかがネバネバする
- □ 歯ぐきがムズムズしてかゆい
- □ 歯が浮くような感じがする
- □ 歯が長くなったように見える
- □ 歯と歯の間によく食べものがはさまる
- □ 歯ぐきを押すと血やうみが出る
- □ 口臭がある
- □ 歯がグラグラする

むし歯のチェック
- □ 歯の表面が白く濁って見える
- □ 歯の溝が茶色っぽくなっている
- □ 冷たいものや熱いもの、甘いものがしみる
- □ 舌で歯をさわると、引っかかるような感じがする
- □ 食べものをかんだときなどに歯がズキズキと痛む
- □ ほおがはれて熱っぽい
- □ 治療したはずの歯が痛む

歯垢(別名プラーク)は歯周病、むし歯の原因に!
歯垢ができるまで
歯周病菌やむし歯菌などの細菌は、
もともと口のなかにいます。そこへ糖分(飲食物)が入ってきます。
むし歯菌が糖分を使用して歯垢を作ります。
歯周病菌も歯垢に住むようになります。

歯垢1ミリグラム中には、数億個の細菌が住みついています。口臭の原因にもなっています。
食塩のとりすぎは、高血圧をはじめさまざまな病気のリスクを高めます。健康に長生きするためには減塩が欠かせません。減塩は少しの工夫で、なおかつおいしく行うことができます。ぜひ、減塩をはじめましょう!