第8回

セルフケアをしよう(3) よい生活習慣

不規則な生活習慣は、歯周病やむし歯の発症につながります。よい生活習慣にチャレンジして、歯周病やむし歯から歯を守り、全身の健康へとつなげましょう。

歯と口の力をアップさせる生活習慣

食事

規則正しく、栄養バランスのよい食事をとりましょう

ダラダラ食べや糖分の多い食べものは歯垢を増やし、歯周病やむし歯につながります。また、栄養が偏ると病気に対する抵抗力が弱まり、歯周病のリスクが高くなります。

休養

十分な睡眠とストレス解消を心がけましょう

よい睡眠がとれない、ストレスが解消できない状況が続くと、心身の疲れがたまり、病気に対する抵抗力が弱まり、歯周病が悪化しやすい状態になります。

歯に負担をかけるストレス

ストレスが強いときには、無意識のうちに歯を食いしばったり、就寝中に歯ぎしりをくり返したりしやすくなります。その圧力はかなり大きく、歯が欠けてしまったり、歯の周りの骨の破壊を促す場合もあります。また、歯が欠けたすき間は細菌の絶好のすみかになるため、歯周病やむし歯の発症、悪化にもつながりやすくなります。
日々のストレスは、自分なりのリラックス法を見つけて、早めに解消していくことが大切です。

運動

自分に合った運動を見つけて、続けましょう

運動する習慣がないと、血流が悪くなってしまいます。適度に運動をすれば、血流がよくなり、ストレス解消につながり、病気に対する抵抗力も強くなります。

禁煙

禁煙は、歯周病の予防・治療のもっとも有効な対策のひとつです

禁煙すると、歯ぐきの血流が数日~数週間で回復して歯周病発症や悪化の危険性が確実に低下します。また、歯周病の治療をはじめ、その他のお口のなかの治療でも、治療効果がアップします。

肥満の人は歯周病になりやすい!?

「肥満は万病の元」と言われますが、肥満の人は歯周病のリスクが1.5倍になるという報告があります。肥満解消のポイントも「食事・運動・休養」です。

高血圧予防!おいしく減塩はじめよう!高血圧予防!おいしく減塩はじめよう!

食塩のとりすぎは、高血圧をはじめさまざまな病気のリスクを高めます。健康に長生きするためには減塩が欠かせません。減塩は少しの工夫で、なおかつおいしく行うことができます。ぜひ、減塩をはじめましょう!