中学生もみんな「消費者」です!!
みなさん、「消費者」ってどんな人のことだと思いますか?
成人している人?
働いている人?
税金を納めている人?

どんな人が消費者?
「消費者」とはお金を払って商品やサービスを購入し、使用する人のことです。
もっと詳しく
中学生もみんな「消費者」です!!
私たちは日々、お菓子や飲み物を買ったり、スマートフォン(スマホ)やインターネット(ネット)を利用したり、電車やバスに乗ったりしています。このように、お金を払って商品やサービスを購入し、使用する人のことを「消費者」と言います。普段、あまり意識せずに消費生活を送っているかもしれませんが、中学生も一人ひとりが「消費者」で、社会の一員です。

ただ、消費生活のウラにはさまざまな危険が潜んでいます。お金をだまし取る悪質業者もいれば、悪意をもってネットを利用する人もいます。悪意がない場合でも、最近は購入方法や支払い方法が多様化していることもあり、消費者トラブルはあとを絶ちません。世の中にはさまざまな情報があふれ、正しいことと間違っていることの区別も難しくなっています。
そうしたなかで大切なのは、危険を見極めるための知識を身につけ、自分で考えて選択し、適切な判断をすることです。また、消費者としての役割と責任を意識し、自分のことだけではなく社会的影響や環境への影響を考えた消費行動をすることです。社会をより良い方向に変えられるかどうかは、みなさん一人ひとりの消費のあり方にかかっています。
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私たちの行動で社会を変えよう!

私たちのまわりにはたくさんの商品があふれ、お金があればいつでも欲しいものを手に入れることができます。でも、そうした暮らしを続けてきた結果、森や海などの自然環境が破壊・汚染され、エネルギー資源は減少し、地球温暖化も進んでいます。このままでは、いずれ今のような豊かな暮らしは続けられなくなってしまうでしょう。
そこで今、求められているのが「消費者市民社会」の構築です。「消費者市民」とは、自分の消費行動が自分だけでなく、世界中の人々や、将来にわたって日本や世界の社会情勢や地球環境に影響を 及ぼすことを自覚しながら行動できる人のことです。そして、公正で持続可能な社会になるよう、一人ひとりが消費者市民として積極的に行動している社会を「消費者市民社会」と言います。主役は私たち消費者です。誰もが安心して豊かな消費生活を送るために、みんなで消費者市民社会をつくっていきましょう。