
インフルエンザ、かからない・うつさない
インフルエンザってどんな病気?
インフルエンザとは、インフルエンザウイルスの感染で発症する感染症です。ふつうの風邪も主にウイルス感染で生じますが、インフルエンザはふつうの風邪とくらべ高熱がでるなど、重症化しやすいのが特徴です。
妊娠している人、幼児、高齢者などは、感染すると症状が重くなることがあります。予防のためには、感染しないように注意することも大切ですが、周囲の人などがこれらの人に感染させないよう、配慮することも大切です。
インフルエンザの主な感染経路は、次の2つです。
- 飛沫感染
- 感染者のせきやくしゃみなどで放出されたしぶき(飛沫)に含まれるインフルエンザウイルスを吸い込むことで感染します。この距離は1~2メートルといわれています。
- 接触感染
- インフルエンザウイルスがついた電車のつり革、電気のスイッチ、ドアノブ、キーボードなどに触れ、その手で目や口に触れると感染します。
インフルエンザに「かからない・うつさない」ためには?
インフルエンザにかからない、そしてうつさないために、日常的にできることがあります。
手洗いをしっかりと
外出から帰ったら、まずは石けんでしっかりと手洗いを。最低でも15秒以上、流水で念入りに洗いましょう。
- ①せっけんを泡立て、
手のひらどうしを
よくこすり合わせる。 - ②両手の甲をこすり洗いする。
- ③指先、爪の間も念入りに洗う。
- ④両指の股をこすり合わせ、
指の間を洗う。 - ⑤忘れがちな親指も、
付け根から指先まで
念入りに洗う。 - ⑥手首も忘れずに洗う。
人ごみは避ける
流行期(12~3月)にはウイルスに接触する機会を避けるようにしましょう。満員電車や繁華街など、人が多く集まる場所は要注意です。
生活習慣で抵抗力をつける
ウイルスへの抵抗力を高めるため、毎日の食事の栄養バランスを整えたり、十分な睡眠時間をとるようにして、健康な体づくりをしましょう。
予防接種を受ける
インフルエンザの予防接種により、感染を100%予防することはできません。しかし、重症化を防ぐ効果があるとされています。流行期(12~3月)の前に接種しましょう。
もしインフルエンザに感染したら
インフルエンザの主な症状
- 38℃以上の熱
- 頭痛、関節痛、筋肉痛など全身の症状
このような症状が急に現れた場合、インフルエンザに感染しているかもしれません。
必ずマスクで鼻と口の両方を覆い、顔にフィットするように正しく着用して、早めに医療機関を受診してください。
インフルエンザの治療薬は、発症してから48時間以内でないと効果を発揮できません。
感染したときの注意
- 同居する家族がいる場合、別の部屋で療養する。
- 感染者や家族もマスクをする。
- こまめに水分を補給する。
- 適度に換気する。
- 十分な睡眠、栄養バランスのよい食事を心がける。
- 熱が下がっても2日間は外出を控える。
- インフルエンザ、かからない・うつさない
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