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マスクの外側には真菌、内側には細菌が多く付着 <近畿大>

近畿大学は7月19日、医学部微生物学教室の研究グループが、使用済みマスクに付着する細菌・真菌の数と種類を同定したと発表した。ボランティア109人のマスクに付着した細菌と真菌を培養し調べたところ、細菌の数はマスクの内側で多い一方、真菌の数はマスクの外側で多いことが明らかになった。さらに、マスクの使用日数が長いほど、真菌の数は有意に増加した半面、細菌の数は増加しなかった。性別、公共交通機関の利用やうがいの習慣の有無などが、菌数・菌種の増減に及ぼす影響は見られなかった。検出された細菌・真菌の大部分は通常病気を起こさない菌だったが、黄色ブドウ球菌、腐性ブドウ球菌、シュードモナス・ルテオラ菌、ケカビ、アスペルギルス、フォンセカエなどの、病気の原因となる菌も検出されたことから、研究グループでは「マスクの継続使用には注意が必要であり、1日程度で交換することが推奨される」としている。また、有害な菌はマスクの外側で検出される頻度が高いことから、マスクの外側と内側を間違わないよう、注意喚起をした。

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