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ノンアル飲料の提供で飲酒量が減少することを世界で初めて実証<筑波大>

筑波大学は10月5日、ノンアルコール飲料の提供により飲酒量が有意に減少することを、世界で初めて見出したと発表した。研究グループは、参加者123人を介入群と対照群に分け、介入群にノンアルコール飲料を12週間提供した。その結果、飲酒量の低減は、対照群と比較して介入群で有意に大きく、その効果が提供8週間後も持続していることもわかった。介入12週目時点における介入群の飲酒量は、介入前と比較して1日あたり純アルコール換算で平均11.5g減少していた。また、介入群のノンアルコール飲料摂取量の増加と飲酒量の減少とに相関が見られ、ノンアルコール飲料がアルコール飲料に置き換わって摂取された可能性が考えられた。この結果から研究グループでは、「過剰なアルコール摂取を減らすための対策として、ノンアルコール飲料が有用であり、ノンアルコール飲料が減酒のきっかけになる可能性が明らかになった」としている。

TSUKUBA JOURNAL