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小児・AYA世代がん登録データ分析結果公表<成育医療研究C・がん研>

国立成育医療研究センターと国立がん研究センターは11月15日、専門施設における院内がん登録データについて、2018年・2019年の小児およびAYA世代(15歳~40未満)に特化した集計をまとめた報告書を公表した。集計対象は83,516例だった。小児がんに関しては、女児(45.2%)よりも男児(54.8%)の登録数がやや多い傾向であり、その一方でAYA世代のがんの集計対象は、女性(74.8%)のほうが男性(25.2%)よりも多かった。小児がんでは、白血病が30.4%と最も多く、次いで脳腫瘍が23.0%で、男児、女児別にみてもほぼ同様の結果だった。また、白血病、神経芽腫、網膜芽腫、腎腫瘍、肝腫瘍は1歳から5歳未満に最も多く、それぞれ腫瘍全体の38.5%、52.4%、53.3%、60.0%、52.2%を占めていた。AYA世代のがんでは、15歳から20歳未満では、男女で患者数にほぼ差はないが、20歳以上では年齢階級が上がるとともに女性の割合が増加していた。

プレスリリース(成育医療研究センター)