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正常高値血圧で、脳・心血管疾患発症リスクが2倍に<横浜市立大>

横浜市立大学は4月11日、「少し高い血圧でも脳・心血管疾患のリスクは2倍になる」とする、就労世代を対象とした大規模調査の結果を公表した。医学部の桑原恵介准教授らの研究グループは、関東・東海地方に本社のある10数社による多施設共同研究に参加した、高血圧の治療中ではない労働者81,876人を最大9年間追跡調査した。その結果、「少し高い血圧」(正常高値血圧)の段階から脳・心血管疾患発症リスクが約2倍に上昇したことが確認できた。さらに、脳・心血管疾患を発症した人の数は、「少し高い血圧」から「軽め高血圧」(Ⅰ度高血圧)までの労働者に多いことも判明した。研究グループでは、こうした成果を踏まえて「就労世代においては正常高値血圧の段階から血圧管理に取り組むことが重要であり、企業や医師はそうした従業員の取り組みを後押ししていくことが期待される」としている。

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