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がん治療用ウイルス製品、世界初の製造承認<第一三共株式会社>
第一三共株式会社は6月11日、がん治療用ウイルス製品「デリタクト注」(一般名:テセルパツレブ)が同日、悪性神経膠腫の治療を目的とした再生医療等製品として、国内で条件及び期限付承認に該当する製造販売承認を取得したことを明らかにした。同製品は、東京大学医科学研究所藤堂具紀教授と共同で開発し、2016年2月に先駆け審査指定、2017年7月に希少疾病用再生医療等製品の指定を受け、昨年12月、藤堂教授が実施した膠芽腫(悪性神経膠腫の一種)の患者を対象とした国内第2相臨床試験(医師主導治験)の結果に基づき、同社が国内製造販売承認申請を行っていた。今回の承認取得により、同製品は、悪性神経膠腫の治療を目的として、世界で初めて承認されたがん治療用ウイルスとなる。
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