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メンタル状態の判定、精神科医よりAIのほうが高精度 <筑波大学>
筑波大学は6月25日、医学医療系の道喜将太朗助教が、「人工知能は精神科医よりも高精度でメンタルヘルスの状態を判定できる」ことを明らかにしたと発表した。道喜助教は、7,251人の労働者のデータを用いAIモデルを作成。6人の精神科医が同じデータに対し、それぞれ精神的苦痛の状態にあるか否かの判定を行った。結果、中等度の精神的苦痛に関しては、AIモデルと精神科医の判定制度は同等だったが、重度の精神的苦痛の判定は、AIモデルのほうが、精神科医よりも高い精度を示したという。同大では、「今後、AIモデルの精度をより高め、スマートフォンアプリなどの形で多くの労働者に提供できれば、メンタルヘルス改善の一助になると期待される」としている。
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