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COVID-19診療の手引きを改訂<厚生労働省>

厚生労働省は7月5日、「新型コロナウイルス感染症(COVID-19)診療の手引き・第5.1版」を公表した。今回の改訂では、デルタ株への記述を拡充したほか、重症度マーカーとしてTARCに関する記述を追加。酸素投与を必要とする重症化に至る患者では、発症初期から重症化するまでの期間、TARCが低値を示すことを踏まえ、「陽性患者を対象に1回測定することで、重症化する患者を特定できる可能性がある。ただし、重要化するタイミングを予測できないことに留意すること」とした。TARCについては、厚労省がCOVID-19重症化リスクの判定補助として、保険診療として認めている(6月25日既報)。5.1版ではそのほか、ワクチン接種後の血小板減少症を伴う血栓症(TTS)や患者急増の際の入院優先度判断の考え方などが追加された。また、有効性を認めなかった薬剤にカモスタットが追加されている。

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)診療の手引き・第5.1版【PDF】
改訂ポイント 診療の手引き第5.1版【PDF】