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妊産婦への新型コロナワクチン接種推奨<日本産婦人科学会など3学会>
8月14日、日本産婦人科学会、日本産婦人科医会、日本産婦人科感染症学会の3学会は、妊産婦に対し新型コロナウイルスワクチンの接種を「時期を問わず勧める」とする新たな提言を発表、ホームページで公開した。3学会ではこれまで、mRNAワクチンに催奇性や胎児胎盤障害を起こすという報告は無いものの、偶発的な胎児異常との識別で混乱する恐れがあるとして、器官形成期である妊娠12週まで接種を避けるよう呼びかけていた。しかし、感染が急拡大する中、「妊娠後期の感染は重症化しやすい」「妊婦と一般の人とで副反応に差はない」といった最新の知見や、米疾病対策センター(CDC)が妊婦へのワクチン接種を強く推奨していることなどを踏まえ、今回の新提言となった。新提言では、妊婦の夫・パートナーに対しても、接種を「お願いする」と呼びかけている。
→ 型コロナウイルス(メッセンジャーRNA)ワクチンについて(第2報)【PDF】