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2型糖尿病 最初に投与はDPP-4阻害薬が最多<国立国際医療研究センター>
国立国際医療研究センターは8月23日、2型糖尿病患者に対して最初に投与される糖尿病薬に関する全国規模調査の結果を発表した。2014~17年度のNDB(匿名レセプト情報・匿名特定健診等情報データベース)からから抽出した成人2型糖尿病患者のうち、インスリンを除いた糖尿病治療薬を単剤で開始された患者114万人を対象とした。各薬剤の処方数などを検討した結果、DPP-4阻害薬を選択された患者が65.1%と最多で、以下、ビグアナイド(BG)薬15.9%、SGLT2阻害薬7.6%と続いた。また、投与開始後1年間の総医療費は、BG薬で治療を開始した患者でもっとも低かった。そのほか都道府県別や、日本糖尿病学会認定教育施設か非教育教育施設かによっても、処方傾向が大きく異なることも明らかになった。
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