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2020年1-8月期、調剤薬局の倒産が過去最多に <東京商工リサーチ>

東京商工リサーチ(TSR)は9月7日、2020年1-8月期の調剤薬局の倒産件数が、2004年の調査開始以来、最多の22件だったことを明らかにした。前年同期と比べ1.8倍、これまで最多だった2017年の年間件数17件も、大幅に上回った。22件のうち16件が、販売不振を原因とする倒産で、負債総額別では1,000万円以上5,000万円未満が15件で最多だった。その原因としてTSRでは、大手調剤チェーンとの競合、ドラックストア併設薬局の増加、薬価改定、薬剤師不足など、2014年以降、悪化を続ける経営環境に加え、新型コロナ感染拡大による受診抑制で処方せん枚数が減少したことを挙げている。また対照的に、日用品も扱うドラッグストアは、マスクや消毒液の需要増で、倒産件数はゼロ(前年同期は4件)だった。

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