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AIを用いた電子カルテデータ等の利活用共同研究開始<ノバルティス他>

ノバルティス ファーマ株式会社は9月28日、国立大学法人宮崎大学、株式会社NTTデータと、リアルワールドデータ利活用に向けたデータ解析手法の検証に関する共同研究を開始したことを明らかにした。既存の医療情報データベースを活用して評価できる臨床的な項目は限定的で、特にがん領域では、評価が難しい患者情報、疾患情報、治療パターン、転帰及び臨床効果が多く存在している。また、患者の治療ニーズを理解し、治療環境を向上するためのエビデンス構築においては、電子カルテ内の医療情報をより活用していくための取り組みが重要であり、AI技術などを用いたデータ抽出方法を開発する必要がある。こうした現状を踏まえ共同研究では、電子カルテシステムに着目。データベースとして活用するためのフォーマット化がなされていない「非構造化データ」を利活用するための方法論的アプローチを、AI技術などを活用して検討していくという。具体的には、宮崎大学が匿名化された電子カルテデータおよび医療情報学分野の専門的知見を提供、NTTデータは、電子カルテシステムから医療情報を抽出する方法を検証するための分析支援を担う。ノバルティス ファーマは、がん患者の治療環境を向上するために必要となる診療データや診療報酬データの選定を行っていく。

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