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在宅がん患者の介護者の負担、最多は「時間的負担」<大阪大学>

大阪大学は10月6日、大学院医学系研究科の大槻奈緒子氏(現・東京医科歯科大学特任講師)らの研究グループが、在宅で死亡したがん患者の介護者を対象にした調査で、その主な介護負担は時間的要因だったことを明らかにしたと発表した。研究では、大規模な全国遺族調査(J-HOPE研究)から、在宅ホスピス・緩和ケアを受けて亡くなったがん患者の介護者342名にアンケートを実施、時間的、経済的、心理的、肉体的な負担などの様々な負担要因について尋ねたところ、主に時間的負担と回答した人が多かった。なかでも、患者の要介護度が中程度群(要介護2-3)で最も高く、また55歳未満の若年介護者で高かった。この結果について研究グループでは、「最も介護サービスのニーズが高い、働きながら日々忙しく親の介護をする子ども世代への支援が十分でない可能性を示唆する結果」としている。

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