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「医療機関の経営は堅調」との推計を公表 <財務省>

財務省は11月8日、2021年度の医療機関の収入が、コロナ禍前の19年度より増加するとの推計を財政制度等審議会の分科会に示し、医療機関の経営が堅調であることを強調した。財務省では、今年4~9月の実績から21年度の診療報酬収入の総額を44.7兆円と推計。これはコロナ禍の20年度比で5.9%増、コロナ禍前の19年度比で2.5%増に当たる。これにコロナ関係補助金を加えると、20年度比で4.8%増の約47兆円となる。財務省は、診療報酬改定の基礎資料となる医療経済実態調査と医療経営の実情が乖離していることや、日本の医療・福祉分野における労働分配率の低さ(診療報酬の増加分が専門職の給与増につながっていない)なども指摘。これから本格化する診療報酬論議をけん制した。

財政制度分科会(令和3年11月8日開催)資料一覧