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調剤薬局の倒産が過去最多を更新<東京商工リサーチ>
東京商工リサーチ(TSR)は昨年12月24日、2021年1月~11月の「調剤薬局」の倒産件数が前年同期比62.5%増の26件と、過去最多を更新中であることを発表した。これまで最多だったのは17年の年間17件だったが、21年は6月ですでにこれを上回った。26件のうち、コロナ関連倒産は6件を占めている。その背景としてTSRでは、コロナ禍による受診控えに加え、乱立する調剤薬局の競争激化、薬価引き下げ、薬剤師不足などを挙げている。また2022年度も、薬価引き下げやオミクロン株の流行による受診控えの再来が危惧されるなど、先行きの楽観材料は少ないとの見方も示した。
→ コロナ禍での受診控えも影響 「調剤薬局」 倒産は過去最多を更新(2021年1-11月)