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妊婦の新型コロナワクチン重大な産科的症状の出現1%以下<日本産婦人科学科>

日本産婦人科学会は1月12日、妊婦を対象とした新型コロナウイルスワクチン接種のアンケート調査結果を公表した。調査は昨年10月~11月にウェブ上で行われ、6,576人の妊婦から回答を得た。1回接種済み82.1%、2回接種済み73.6%、未接種17.9%だった。副反応で最多だったのは接種部位の疼痛で、1回目接種後96.84%、2回目接種後92.61%で出現した。また発熱、倦怠感、頭痛、消化器症状(嘔気・嘔吐、下痢、腹痛)、関節痛などは、2回目接種後により多く出現した。ただ、これら副反応の出現割合は、同年代の非妊婦女性とほぼ同等だった。産科的症状としては、腹緊(お腹の張り)が1回目接種後の1.65%、2回目接種後の2.98%に出現した。出血や胎動減少、浮腫、血圧上昇、破水など重篤な症状は、1回目・2回目接種後ともに1%以下だった。同学会ではこの結果を受け、妊婦に対する3回目接種を優先するよう、厚労省に要望書を提出した。

妊婦の新型コロナウイルスワクチン接種に関するWEBアンケート調査【PDF】
妊婦に対する新型コロナウイルスワクチン3回目接種の優先接種についての要望【PDF】