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新型コロナ・スーパースプレッダーの特徴を検討<東京医科歯科大>

東京医科歯科大学は1月17日、新型コロナウイルスのスーパースプレッダーに関する研究結果を公表した。2020年3月から6月まで同大学病院に入院した患者379人を対象に、PCR検査に基づくウイルスコピー数と基礎疾患との関係を検討した結果、高血圧、糖尿病、脂質異常症、高尿酸血症、関節リウマチ(RA)、がん、CKD、脳梗塞、心疾患、肺疾患、アレルギーのうち3つ以上を持つ患者は、基礎疾患のない患者に比べウイルスコピー数が87.1倍となった。顕著に多かったのは、糖尿病患者17.8倍、RA患者1,659.6倍、脳梗塞患者234.4倍だった。入院時の血液検査で血小板とCRPが低い患者も、高いウイルスコピー数を示したという。この結果について研究グループでは、「スーパースプレッダーのリスクが高い患者に対し、隔離や医療従事者への警告など特別な感染管理措置を、入院の初期段階から講じる必要性があることを示唆している」としている。

プレスリリース