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アセトアミノフェン静注液、過量投与の注意喚起<PMDA>
医薬品医療機器総合機構(PMDA)は1月21日、日本小児科学会が「解熱鎮痛剤アセトアミノフェン静注液の加量投与に関する注意喚起」を行っていることを広報した。アセトアミノフェン静注液(商品名:アセリオ静注液1000 mgバッグ)は、プラスチックバッグにアセトアミノフェン 1000 mg が静注用溶液 100 mL に入っている製剤(濃度:10 mg/mL)だが、医師が「mg」を「ml」と見間違えるなどにより、10倍量を小児患者に投与する医療事故が、複数報告されている。こうした事例を踏まえ日本小児科学会では昨年12月、注意喚起を実施。「アセトアミノフェン中毒による重篤な肝不全の発症は広く知られるところであり、投与においては慎重な対応が求められる」とする声明を発表している。
→ 関係団体からの医療安全情報などについてのお知らせ(PMDA)
→ 解熱鎮痛剤アセトアミノフェン静注液の過量投与に関する注意喚起(2021.12.27、日本小児科学会)【PDF】