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救急搬送中のアドレナリン剤誤投与で、第三者委報告書を公表<千葉市>
千葉市は3月11日、食物アレルギーでアナフィラキシー症状を起こした傷病者を搬送する際、救命救急士がアドレナリン剤を誤投与したことにより、傷病者が一時心停止の重体に陥った事故で、第三者委員会の報告書を公表した。報告書は事故の原因について、救急活動における救急隊長のリーダーシップの欠如、救急救命士の行うアドレナリン投与に関する知識不足、救急隊に対する指示・指導・助言を行う医師の役割の理解不足などを挙げた。そのうえで、アナフィラキシー(疑い)傷病者への対応手順の変更、輸液やアドレナリン投与処置などについての知識及び手順の再確認といった対策を示した。再保防止に向けては、すでに指導的立場の救急救命士が救急車に同乗する実践研修などが行われているという。
→ プレスリリース【PDF】
→ 救急活動時の救急救命処置による事故調査・検証報告書【PDF】