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「筋肉は動かさないと減る」メカニズム解明<神戸大学>

神戸大学は3月16日、同大学院医学研究科糖尿病・内分泌内科学部門の小川渉教授らの研究グループが、動かないと筋肉の量が減少するメカニズムを世界で初めて明らかにしたと発表した。筋肉は動かさないと減ってしまうことは良く知られていたが、そのメカニズムはこれまで明らかではなかった。今回の研究ではまず、生きた動物の筋肉内のカルシウム濃度の変化を観察する方法を開発。筋肉を動かさないと筋肉内のカルシウム濃度が低くなり、これが筋肉を減らす引き金になることが明らかになったという。またこの際に、Piezo1、KLF15、IL-6という3つのタンパクが順番に働くことによって、筋肉量が減ることも突き止めた。研究グループでは、これらのタンパクに作用する薬剤を開発できれば、筋肉減少に対する治療薬になることが期待されるとしている。

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