一覧
好酸球性鼻副鼻腔炎専門外来を開設<順天堂大学>
3月22日、順天堂大学は国内では初となる好酸球性鼻副鼻腔炎の専門外来を、関連3施設(順天堂東京江東高齢者医療センター、浦安病院、順天堂医院)に開設したことを発表した。
好酸球性鼻副鼻腔炎は2000年以降に提唱された疾患概念で、副鼻腔粘膜または鼻ポリープに著明な好酸球浸潤を伴う易再発性の慢性鼻副鼻腔炎の総称。2015年に指定難病に認定されている。50歳前後での発症が多く、最近の疫学調査から、国内における約100~200万人の慢性鼻副鼻腔炎患者のうち、約20万人が好酸球性鼻副鼻腔炎、さらに約2万人が重症症例と考えられている。専門外来では、安全な内視鏡下副鼻腔手術による徹底した病変の除去、副作用を最小化したステロイド療法、生物学的製剤などの治療を、各々の病状に合わせて相談しながら行っていくとしている。
→ 順天堂大学プレスリリース