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急性冠症候群 外来心臓リハ回数と予後の関連解明<国立循環器病研究センター>

国立循環器病研究センターは3月25、同センターの研究グループが、急性冠症候群患者の外来での心大血管リハビリテーションの回数と予後との関連を解明したと発表した。研究グループは、NDB(レセプト情報・特定健診等情報データベース)から、2014年度~2018年度に急性冠症候群に対する初回の経皮的冠動脈形成術を受けた患者を抽出、急性冠症候群で入院後、180日間における心臓リハビリの回数、1回あたりの施行時間、外来心臓リハビリの継続期間を調査した。次に、入院後180日以上追跡が可能であった患者について、外来リハビリの施行回数(多い群/少ない群)と1回あたりの施行時間(長い群/短い群)に基づき、患者を4群にわけ、各々の群の予後を解析した。結果、リハビリ回数が少ない群と比較し、多い群では180日以降の全死亡の減少と関連があることが示されたという。研究グループでは今回の結果について、外来心臓リハビリへの参加率および参加回数を増加させていく取り組みの必要性が示され、また、今後その効果を検証していくことも必要としている。

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