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アトピー性皮膚炎などのかゆみ、掻破で増えるタンパク質が原因 <岡山大>

岡山大学は5月2日、アトピー性皮膚炎や接触皮膚炎などに伴う「かゆみと掻破の悪循環」のメカニズムに関する研究結果を公表した。同大と九大、米・ジョンズ・ホプキンス大学の研究グループは、アトピー性皮膚炎や接触皮膚炎モデルマウスによる研究から、皮膚からのかゆみ信号を脳へ送る脊髄神経(かゆみ伝達神経)の活動が高まっていること、皮膚への引っ掻き刺激を抑えるとそれが起こらないことを見出した。さらに、皮膚を繰り返し引っ掻くことで、皮膚と脊髄をつなぐ感覚神経でNPTX2というタンパク質が増え、これが脊髄のかゆみ伝達神経に作用すると、その神経の活動が高まることを発見した。実際に、NPTX2を無くしたマウスでは、脊髄のかゆみ信号伝達神経の活動が低下し、かゆみも軽減したという。

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