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長時間労働とメンタルヘルス不調、直接は関係しない<東京医科大>

東京医科大学は6月5日、長時間労働とメンタルヘルス不調は、直接は関係しないとする研究結果を公表した。同大の研究グループは、複数の企業群を対象に行われたストレスチェック、睡眠の状況や勤務時間に関する質問紙調査結果を解析。長時間労働・残業時間は、うつや心身のストレス反応に直接は関係しないものの、睡眠時間の短縮と食事時間の不規則化を介して、間接的に有意に関連することを明らかにした。この結果について研究グループは、就労者のメンタルヘルスを守るためには、単なる労働時間の削減、残業時間の総量規制だけではなく、職域における睡眠指導や通勤時間の削減、昼食あるいは夕方における食事休憩の取り方に関する工夫等が望まれる、としている。加えて、同研究は横断的な研究で因果関係は証明されておらず、今後の適切な介入研究での実証も求めている。

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