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BMI22以上で、乳がんのリスク低<東大病院>

東京大学医学部附属病院は6月7日、BMIと乳がん発生に関する調査研究結果を公表した。同大大学院の研究グループは、レセプト・健診のデータを含む JMDC データベースから、2005年1月~2020年4月までの間、健診でBMIを測定した45歳未満の女性約80万人を抽出。解析の結果、BMIが22 kg/㎡以上であると乳がんにかかるリスクが有意に低いことが明らかになったという。乳がんにかかる年齢のピークは、東アジア(40~50歳代)と欧米(70歳代)で異なることが知られている。研究グループではこのことについて「本研究の結果に基づけば、肥満者が少ない日本を含む東アジアでは閉経前の40歳代から乳がんになりやすい一方で、肥満がリスクとなる閉経後乳がんは比較的少ないものと推測できる。そのため、人口の BMI分布に基づいたがん検診の戦略が求められる」としている。

プレスリリース【PDF】