一覧
「かかりつけ医を育てる」姿勢の重要性強調<日医総研リサーチレポート>
日本医師会総合政策研究機構は6月16日、「かかりつけ医の制度整備について思うこと」と題するリサーチレポートを公表した。レポートでは、OECD各国の外来受診回数と1回当たり医療費(単価)に負の相関があることについて、「1回当たりの医療が高く評価されている」とする一方、日本は受診回数が多い分、早期発見・早期治療で単価が低いとした。また英国のGP(General Practitioner)は、専門医につながるまで日本に比べかなり時間がかかる現状を紹介。かかりつけ医の登録制に包括払いが抱き合わされることで「医療費が抑制されるのではないか」という不安があるとしたうえで、「かかりつけ医への投資も含めて、かかりつけ医を育てるという気持ちで支えること」が、かかりつけ医機能向上への第一歩になるとの考えを示した。
→ リサーチレポート№128 かかりつけ医の制度整備について思うこと