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野菜・果物の摂取量が多いと死亡リスク低い<国立がん研究センター>
国立がん研究センターは9月8日、同センターと横浜市立大学などで構成される研究グループが、多目的コホート研究(JPHC研究)から導き出した、野菜・果物摂取と死亡リスクとの関連についての知見を公表した。研究グループは、研究開始から5年後に行った食事調査票に回答し、がん、循環器疾患、肝疾患になっていなかった約9万5,000人を、2018年まで追跡。その結果に基づき、野菜と果物の摂取量と死亡リスクとの関連を調べたところ、果物・野菜摂取量が少ないグループに比べ、果物摂取量が多いグループでは全死亡リスクが約8~9%、心臓血管死亡リスクが約9%低く、野菜摂取量が多いグループでは全死亡リスクが約7~8%低いことがわかった。この結果などを踏まえ研究グループでは、望ましい1日の摂取量について「野菜は300g以上、果物は140g以上」としている。
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