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健保組合、2021年度は825億円の赤字見込み<健保連>
健康保険組合連合会は10月6日、2021年度決算が1,388組合全体で825億円の赤字になるとの見込みを明らかにした。赤字決算となるのは、2013年度以来8年ぶり。保険料収入は8兆2,652億円で、前年度から1.0%増えたが、保険給付費が8.7%増の4兆2,469億円、高齢者等拠出金が3.0%増の3兆6,513億円と、いずれも保険料収入の伸びを上回るペースで増え、経常収支の悪化につながった。赤字組合数は、前年度から282組合増の740組合となり、全体に占める割合も20.3ポイント増の53.5%と半数を超えた。2022年度は、一時的な高齢者拠出金の精算戻り等の支出減により、収支が一時的に改善することも見込まれるが、2023年度は75歳に到達する団塊世代の増加により、拠出金が急激に増加し収支が悪化、その後も同様の基調が続くと健保連では見ている。
→ 健康保険組合の令和3年度決算見込と今後の財政見通しについて【PDF】
→ 令和3年度 健康保険組合決算見込状況について-令和3年度決算見込と今後の財政見通しについて-【PDF】