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妊婦と2歳以下の子の母親コロナワクチン接種意向調査<国立成育医療研究センター>

国立成育医療研究センターは11月25日、妊婦と2歳以下の子を持つ母親の新型コロナウイルス感染症ワクチン接種に対する意向とその要因を調査、分析した研究結果を発表した。デルタ株による第5波の流行下であった2021年7月~8月にインターネットで実施した「日本における新型コロナウイルス感染症(COVID-19)問題による社会・健康格差評価研究(JACSIS study)」を利用したもので、該当する妊婦と母親10,000人からの回答から得られた7,327人の有効回答を解析した。それによると、新型コロナウイルスワクチンについて「打ちたくない・様子をみてから接種するかを決めたい」と回答した人の割合は、妊婦で51%、2歳以下の子どもを持つ母親では32%と、妊婦で多かった。また、接種意向の背景因子を調べたところ、妊婦では、ワクチン情報を批判的に判断することの少ない人が、「ワクチンを打ちたくない・様子をみてから接種するかを決めたい」と答えていた。一方、2歳以下の子の母親では、受け取った情報を正しく理解する傾向にない人が、「ワクチンを打ちたくない・様子をみてから接種するかを決めたい」と回答していた。同センターではこの結果から、「ワクチン接種意向を高めるためには、妊婦と2歳以下の子の母親へそれぞれ異なるアプローチが必要であると考えられる」としている。

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