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新型コロナ、国民の4人に1人が感染<厚労省・新型コロナ対策ADB>
11月30日、厚労省・新型コロナウイルス感染症対策アドバイザリーボードで、日本人の約4人に1人が過去に新型コロナウイルスに感染している可能性があるとの調査結果が示された。調査は厚労省が日本赤十字社の協力で、11月6日~13日の献血者8,260人の検査用検体の残余血液を用いて実施した。抗N抗体の陽性率を調べたところ、26.5%から検出され、都道府県別では、沖縄県(46.6%)、大阪府(40.7%)、京都府(34.9%)となっており、沖縄県では2人に1人が感染していることになるという結果だった。低かったのは長野県(9.0%)、徳島県(13.1%)、愛媛県(14.4%)など。年齢別の陽性率は、16〜19歳(38.0%)、20〜29歳(35.7%)、30〜39歳(33.6%)、40〜49歳(26.8%)、50〜59歳(21.3%)、60〜69歳(16.5%)となっている。男性と女性との間では陽性率に差はなかった。なお、今回の調査対象には、献血の対象年齢(16~69歳)以外の、小児と70歳以上の高齢者は含まれていない。
→ 献血時の検査用検体の残余血液を用いた新型コロナウイルスの抗体保有率実態調査(結果速報、概要)【PDF】