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呼吸器ウイルス感染症と子どもの喘息発作の関連を示唆<岡山大>

岡山大学は11月30日、2020年3月の全国一斉休校後、子どもの喘息新規診断数が著しく減少したとする研究結果を公表した。同大の研究グループは、日本最大規模の医療情報データベース「RWD データベース」のデータを用いて、全国一斉休校前後での子どもたちの喘息新規診断数の変化を解析した。その結果、喘息診断数は月平均59%減を示し、これはアトピー性皮膚炎(月平均20%減)と比較しても顕著だった。また、呼吸器ウイルス感染症に罹患しやすい2歳以下では月平均72%減とさらに減少が目立った。研究グループでは、この減少トレンドは、ライノウイルスやRSウイルスの報告トレンドと近似しており、「呼吸器ウイルス感染症と子どもの喘息発症との関連を示唆するものであり、喘息発症のリスクの高い子どもにとって、これらの呼吸器ウイルス感染を予防することは喘息発症を抑えることにつながるかもしれない」としている。

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