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新規のがん登録者数、コロナ禍前の水準に戻る<国がん>
2020年に初めて減少した新規の院内がん登録者数が、2021年にはコロナ禍前と同程度まで戻ったことが、国立がん研究センターが12月9日に発表した速報値でわかった。がん診療連携拠点病院と小児がん拠点病院で、18年以降継続してデータ提供があった455施設(同6施設)の登録者数を分析したところ、21年の新規がん登録数は80万6,589人で、コロナ禍前の18・19年平均の79万8,078人から1.1%増となった。20年は、18・19年平均から4.1%減の76万5,044人だった。ただ国がんでは、「20年の減少分が21年に増加したと考えるのは難しく、22年以降も継続的に分析を行う必要がある」としている。
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