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ゾコーバ投与後の妊娠判明症例を受けて注意喚起<厚生労働省>
厚生労働省は、妊婦禁忌の新型コロナ治療薬ゾコーバ錠について、投与後に妊娠が判明した症例があったとして、1月20日付で都道府県などに対し事務連絡を発出、医療機関への注意喚起を求めた。製造販売業者である塩野義製薬の市販直後調査期間によると、該当する症例は2例。うち1例は、主治医が患者に対し、妊娠に係るリスクを説明し、患者自身に妊娠の自覚がなかったため投与したが、約1カ月後に産婦人科を受診、投与時点で妊娠週数4週目であることが判明した。こうした経緯を踏まえ事務連絡では、前回の月経後に性交渉を行った場合は妊娠している可能性があるため、処方の際は患者が、「妊娠していない」または「妊娠している可能性がない」ことを、入念に確認することを求めた。
→ 新型コロナウイルス感染症における経口抗ウイルス薬(ゾコーバ錠 125mg)の使用にあたっての注意喚起について【PDF】