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加熱式たばこ 新型コロナ感染・悪化のハイリスク要因<大阪公立大学>
大阪公立大学は2月3日、同大学院と大阪国際がんセンターによる研究グループによる、加熱式たばこの使用と新型コロナウイルス感染の関係に関する調査結果を公表した。研究グループは、インターネット調査会社に登録中の一般住民から、日本の人口分布に沿ってランダムに選定された参加者を対象に、昨年2月にオンラインで生活状況調査を実施。このデータのうち、加熱式たばこを含むたばこ使用状況と2020 年・2021年の、新型コロナウイルス感染および感染時の悪化(入院、酸素投与)の有無、さらに先行研究を踏まえ感染および悪化と関連しうる項目を抽出し、その関係性について統計解析を行った。たばこ非使用者と加熱式たばこ使用者(単独使用者、および燃焼式たばことの併用者)を比較検討したところ、加熱式たばこ使用車の感染率が高く、中でも「併用者」の感染は4.66倍(オッズ比)となった。「併用者」はまた、感染時に入院や酸素吸入などが必要となる病態悪化の割合も、最も高くなることが明らかになった。
→ 最新の研究成果