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人口100万人当たり医療事故報告数、2022年最多は宮崎県<日本医療安全調査機構>
日本医療安全調査機構は3月23日、2022年の「医療事故調査・支援センター 年報〈事業報告〉」を公表、医療事調査告制度が始まった2015年10月から2022年末までに報告された医療事故は2,548件で、その87.2%で院内調査が完了していることが明らかになった。都道府県別の人口100万人当たり事故報告数では、2022年は宮崎県の5.3件(前年比0.4件増)が最多だった。以下、三重県5.1件(同0.1件減)、京都府4.7件(同0.5件減)、大分県4.5件(同0.3件減)、沖縄県3.9件(同0.1件増)と続く。少ないほうは、福井県1.1件(同0.1件増)、山梨県1.4件(同増減なし)、埼玉県1.6件(同0.1件減)鹿児島県1.7件(同0.1件減)、高知県1.8件(同0.3件減)などとなっている。事故の原因となった医療内容としては、分娩を含む手術:141件が最多で、全体の47.0%を占める。以下、処置28件(9.3%)、徴候・症状の診察25件(8.3%)、輸血を含む投薬・注射18件(6.0%)など。
→ 医療事故調査・支援センター 年報 2022年【PDF】