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妊娠中の野菜摂取が、乳児期アトピー性皮膚炎を予防する可能性<千葉大・カゴメ>

千葉大学は5月9日、同大学院医学研究院の井上祐三朗特任准教授、予防医学センターの下条直樹特任教授らとカゴメ株式会社による研究グループが、母親の妊娠中の野菜摂取量と乳児のアトピー性皮膚炎(AD)発症とに関連を見出したと発表した。研究グループは、アレルギーハイリスク出生コホート研究(Chiba High-risk Birth cohort for Allergy(CHIBA) study)において、267人の妊婦および児(臍帯血・1歳)の血液と母乳中のカロテノイド濃度を測定、カロテノイド濃度の低さが、1歳時のアトピー性皮膚炎の発症と関連していたという。この結果について研究グループでは、「妊娠中のカロテノイド摂取量が少ない⺟親の児は、乳児期ADの発症リスクが⾼く、アレルギー予防のための早期介⼊の理想的なターゲットであることがわかった。今後は、妊娠中/授乳中の⺟や離乳後の乳児に、野菜・果物からのカロテノイドを補給することが、乳児期のAD発症を抑制できるかどうかを検討するために、介⼊試験を含めたさらなる研究が必要であると考えている」としている。

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