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NASH改善に有効な人工核酸を合成、マウスで効果を確認 <京都大>
京都大学は6月13日、非アルコール性肝炎(NASH)の改善に有効な人工核酸の合成に成功したと発表した。同大医学研究科のチームは以前、肝細胞のマイクロRNAであるmiR-33bがNASH形成に重要な役割を果たすことを見出していた。今回の研究ではこのmiR-33bを特異的に抑制する人工核酸を合成。これをマウスに投与したところ、肝細胞の炎症・線維化・肝障害を抑制できることが示されたという。現在、NASHは食事・運動療法以外、有効な治療法はない。研究チームでは今後、ヒトNASHの治療応用に向けた開発を続ける予定という。
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