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リハビリの意欲を高める要因を、患者・医療者双方で調査 <浜松医大>

浜松医科大学は6月8日、「リハビリテーション意欲を高める動機づけ要因」について、患者・医療者の意見の共通点と相違点を明らかにした研究結果を公表した。同大の田中悟志教授、同医学部附属病院の山内克哉病院教授、信州大学医学部の小宅一彰助教らの研究グループは、回復期リハ病棟を有する、関東東海地区の 13 施設でアンケート調査を実施。入院中の患者(脳卒中、神経疾患、整形疾患を有する)479人と、医療者(医師、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士)401人が調査に参加した。参加者には、15 個の動機づけ要因のリストの中から、リハビリに対する患者の意欲を高めるために最も重要な要因を選択してもらった。その結果、動機づけ要因トップ3は患者・医療者間で共通しており、「回復の実感」「明確な目標の設定」「患者の生活に関係のある訓練」だった。ただ、患者は意見の個人差が大きく、患者の好みに沿った動機づけの重要性が示唆された。同大ではこの結果について、リハビリにおける「根拠に基づいた実践: Evidence-Based Practice」と「患者中心ケア: Patient-Centered Care」の発展に寄与する学術知見としている。

プレスリリース【PDF】