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アルツハイマー病の早期発見に向けたPET診断薬候補を開発<東北大>
東北大学は7月6日、同大学院の原田龍一助教らの研究グループが、アルツハイマー病患者のタウ蛋白の高感度、高精度検出が期待される新規PETトレーサーの開発に成功したと発表した。新たに開発された[18F]SNFT-1は、従来型のタウPETトレーサーと比較し、初期のタウ蛋白病変を従来の2倍以上高い信号対バックグラウンド比で描出し、PETトレーサーに求められる薬物動態性能も満たしているという。今後、治療が必要なアルツハイマー病患者を早期発見するためのPET診断薬として、臨床応用が期待される。
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