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介護現場へのテクノロジー導入で、労使が協定<日本介護クラフトユニオン>
7月4日、日本介護クラフトユニオン(NCCU)は、「介護現場におけるテクノロジー導入に関する集団協定」を46法人と締結したと発表した。介護ロボットやICTの導入が加速する中、NCCUの調査で「テクノロジー導入=人員削減で、安全性が確保できなくなる。サービスの質が低下する」と懸念する組合員が少なくないことが判明。これを受け、NCCU傘下の「介護業界の労働環境向上を進める労使の会」では、テクノロジー導入の第一の目的は「介護従事者の負担軽減と処遇改善、サービスの質の向上」であることを明記した協定を策定。導入研修の実施やサービスの質の担保、導入後の課題対策などについても定めた。「労使の会」代表幹事のNCCU染川会長は、「労働環境を良くしたいという思いは共通のもの。今回の集団協定締結に至るまでにも、労使そろって実際の機器を見に行き、組合員の不安の声にも配慮して、さまざまな課題を一つひとつ解決してここに至った。今後は実行性をもたせるために労使でタッグを組んで取り組んでいきたい」と述べた。
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