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NASHの新たな病態メカニズムを解明<名古屋大>
名古屋大学は9月20日、同大および東京医科大などの研究グループが、非アルコール性脂肪肝炎(NASH)において、マクロファージへのコレステロール蓄積が肝線維化を促進するという新たな病態メカニズムを明らかにしたと発表した。研究グループは、NASHマウスモデルやヒトNASHサンプルの解析から、死細胞の処理にあたるマクロファージにコレステロールが蓄積することでNASHに特徴的な活性化が誘導され、肝線維化が進行することを発見した。さらに、独自の超分子ポリロタキサンを合成し、マクロファージ内に蓄積したコレステロールを排泄させることで、NASHマウスモデルにおける肝線維化を抑制することに成功した。
→ 名古屋大 研究成果発信サイト