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NAFLD/NASH脂肪性肝疾患の病型・病名変更へ<日本肝臓学会・日本消化器学会>

日本肝臓学会と日本消化器学会は9月29日、NAFLD、NASHといった脂肪性肝疾患の病型・病名を変更するという、海外関係学会の決定に賛同することを表明した。新たな病型・病名は次のとおり。脂肪性肝疾患をSLD(steatotic liver disease)と総称、従来のNAFLD/NASHはメタボリック症候群の基準の一部を満たす場合に限定し、MASLD(metabolic dysfunction associated steatotic liver disease)/MASH(metabolic dysfunction associated steatohepatitis)と診断する。アルコール性肝疾患はALD(alcohol-associated (alcohol-related) liver disease)、飲酒量がアルコール性肝疾患とNAFLDの中間でメタボリック症候群の基準の一部を満たす場合はMetALD,NAFLDでメタボリック症候群の基準のいずれも満たさない場合はcryptogenic SLD、薬物性、Wilson病などに起因する場合はspecific aetiology SLDと診断する。両学会は、これら病型・病名変更をそれぞれの会員に周知するとともに、新たな病名の日本語訳を検討。「NAFLD/NASH診療ガイドライン」も、それに従い改訂する予定という。

NAFLD、NASHの病名変更(日本肝臓学会)【PDF】
 NAFLDの名称と分類法の変更について(周知依頼)(日本消化器学会)