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日本人2型糖尿病患者における、新規GLP-1受容体作動薬の効果を解析<横浜市立大>

横浜市立大学は10月13日、日本人の2型糖尿病患者を対象に、新規GLP-1受容体作動薬(GLP-1RA)であるセマグルチド(商品名:オゼンピック、リベルサス)や、GLP-1/GIPデュアルアゴニストであるチルゼパチド(商品名:マンジャロ)について、従来のGLP-1RAとの比較や用量ごとの治療効果の違いを解析した結果を公表した。同大の研究グループは、複数の論文データベース検索から、18の研究/3,875人の日本人2型糖尿病患者を抽出し、新旧GLP-1RAの効果を解析したところ、次のような結果を得た。▽チルゼパチドは比較した薬剤の中で最も体重減少/HbA1c低下効果が高い。▽セマグルチドは注射製剤も経口製剤も従来のGLP-1RAと比べ、体重減少とHbA1c低下効果が高い。▽目標HbA1c(7%未満)の達成は、チルゼパチドとセマグルチドで同等――など。これらの結果について研究グループでは、「肥満を合併している2型糖尿病患者数は年々増加しており、心血管疾患や腎臓病のリスクが高いことも知られていることから、より適切な治療の選択肢を提供することに貢献できると考えられる」としている。

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