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AI技術活用し、非造影CT画像から膵臓がんを検出<富士フィルム・神戸大>

富士フイルム株式会社と神戸大学は11月1日、AI技術を活用して腹部の非造影CT画像から膵臓がんが疑われる所見の検出を支援する技術を開発したと発表した。両者はCT画像から膵臓がんの早期発見を支援するAI技術の開発を目指し、2021年8月に、神戸大の児玉裕三教授・村上卓道教授を中心としたチームのもとで共同研究を開始。今年4月には、造影CT画像から膵臓がんが疑われる所見を検出する技術を開発した。今回、約1,000症例の非造影CT画像をAIに学習させ、膵臓がんの直接所見である腫瘤、間接所見である膵萎縮・膵管拡張を検出する技術の開発に成功。造影CT画像に比べてコントラストが低く不明瞭な非造影CT画像にも対応し、膵臓がんの検出を支援する技術の適用対象を拡大させた。両者は「今後、一般的な検診や人間ドックで撮影される非造影CT画像からより多くの潜在的な膵臓がん患者を拾い上げ、早期治療につながることが期待できる」としている。

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