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ノンアル飲料の減酒効果プロセスに男女差<筑波大>

筑波大学は1月15日、ノンアルコール飲料の提供が飲酒量に及ぼす影響に関する男女差を調べた結果を公表した。研究チームは、アルコール依存症の患者などを除いた20歳以上の成人123人を介入群と対照群に無作為に分け、介入群にノンアルコール飲料を12週間提供し、その後8週間飲酒量の推移を観察しました。介入群と対照群の4週間あたりの平均飲酒量減少率の違いについて男女に分けて検討したところ、男女ともに介入群の飲酒量減少率が対照群を上回ること、またその減少率には性差が認められないことがわかった。ただ、男性は「飲酒頻度の顕著な減少は認められないものの飲酒日あたりの飲酒量が減少」、女性は「飲酒日あたりの飲酒量の減少がなく飲酒頻度が有意に減少」という違いが明らかになった。この研究結果について研究チームでは、「ノンアル飲料の提供による飲酒量減少のプロセスは男女で異なることを示唆しており、過剰なアルコール摂取による健康被害を抑えるためには、性差を踏まえた対策が必要と考えられる」としている。

TSUKUBA JOURNAL