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2040年、65歳以上の7人に1人が認知症に<厚労省研究班>

厚労省研究班は5月8日、高齢の認知症患者が2022年の約443万人から、2040年には584万人に上るとの推計を公表した。これは65歳以上の高齢者のおよそ15%、6.7人に1人の割合となる。推計は、22~23年にかけて行われた福岡県久山町、石川県七尾市中島町、愛媛県伊予市中山町、島根県海士町での詳細な調査を基にしたもので、40年/802万人、60年/850万人とされた09~12年調査を基にした以前の推計より大幅に減っている。その要因について研究班の二宮利治・九州大教授(公衆衛生学)は、成人の喫煙率減少や血圧のコントロールなど健康的な生活を意識したことで認知機能低下の進行が抑えられたのではないかと分析している。一方今回は、MCI患者の将来推計も初めて実施され、2040年には613万人に上るとの数字が公表された。

認知症施策推進関係者会議(内閣府) 資料9【PDF】